今後の活動方針(農家支援から在宅避難者支援へ)

今日で長野市は台風19号が直撃してから約6週間が経ちました。
日々の活動の中で、長野ブラッシュボランティアでは
いまするべき最優先の復興活動を考えて動くように心がけています。

いままでのボランティア活動は、被災直後から
「被災した民家の復興/修復活動」→「企業・工場の復興/復旧活動」
→「農家の果実園の応急処置活動」→「農家の耕地に堆積泥出し作業」
と、多くのボランティアさんの手を借りつつ活動をシフトしてきました。

そして今月末、豊野西小学校、三才レクリエーションパーク
昭和の森公園をはじめとする長野市の避難所を
閉鎖することになっています(11/22現段階の情報)。

長野市行政も<仮設住宅の建設と入居手続き>
<借上げ型仮設住宅の確保〉などを急ピッチで進めていますが
圧倒的に受け入れ窓口(仮設住宅数)が不足しているのが現状です。

抽選申し込みでの仮設住宅の確保や、親族宅への一時避難などが
できなかった被災者の方は、月末で避難所をでて在宅避難を余儀なくされます。

在宅避難:被災した民家の住める部分に戻るということ
今回被災した多くの民家は1階部分には柱以外のものは残っていません。
家ごと水没したため、壁の中の断熱材も水を吸ってしまい
それを取り除くために壁を剥ぎ、骨組みだけの状態。
床下にたまった泥を取り除くために床板もすべて剥いでいます。
そのため1階部分は風に吹きさらし状態。(修復は大工さん待ち)
また家具家電の多くは水没し、家には残っていません。
在宅避難者はその家の2階部分に住むことになるそうです。

それに伴って僕たちのボランティア活動の内容も
少しずつ在宅避難をする人たちへの支援活動にシフトしようと考えています。

長野ブラッシュボランティアの横のつながりを利用して
在宅避難での生活に必要な生活用品の調達呼びかけやその収集。
集められた物資を生活物資提供センターへの運搬。
生活物資提供センターの運営手伝いや仕分け手伝い。
民家の防寒対策作業(防風対策や暖気対策)など。

本格的な冬が来る前に在宅避難で最低限暖かい暮らしを送れるように
長野ブラッシュボランティア総出で、支援活動をする予定です。

いままでと異なるボランティア活動内容も今後増えると思います。
本部メンバーもなれない新しい動きにごたつくこともあるかもしれませんが
ボランティアみなさんの協力よろしくお願いします。

*決して上記に挙げた他の復興活動がすべて完了しているわけではありません。
まだまだ民家の修復作業や農家さんの泥出しなど未解決な現場もたくさんあります。
そのため、まだまだ人手は募集しています。